第1号 香峰(こうほう)
2001年12月 徳島県海部郡海陽町四方原
八十八ヶ所を40回余り巡った方の土地に自らの建築費で造られました。
木材は弟さんから、石材は近所の石材屋さんが提供。
柱のΛは全ての命は支え合うことによって保たれるという空海の考えを表し、建物も同じで強いものとなります。
62本の格子は、空海の生涯62年にちなんでいます。また、風通しをよくし、国道の車を見えないようにし、落ち着く空間にしています。
一本木のいろりは、お宝の倉庫に眠っていたものを再び活かしました。
施主は、小屋にあるお遍路さんの感謝の言葉がぎっしりのノートを私の宝と大切にされています。