四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト

 空海が開いた「四国八十八ヶ所」霊場札所を巡拝する遍路道が四国全域にあります。祈りを体現した「お接待」と「循環性」と「同行二人」というカタチは世界でも類を見ません。

 その遍路道に歩きお遍路さんが休憩、仮眠する「ヘンロ小屋」を2001年から約20数年かけ、四国全域の89ヶ所にボランティアで造っていくプロジェクトです。

 小屋は造る過程も大切に、地域の人たちと共に造っています。設計にはその地域の風土、伝統文化、建築文化、空海の思想を活かしています。そして新たな風景が創出できれば、と考えています。

 小屋を通して祈り、人と人、人と自然のふれあいや支え合いの精神を持つ遍路文化の継承と広がりを願って・・・